ICS・カレンダーの使い方
予定ファイルを確認して、使いたいカレンダーへ
作成・変換から取り込みまで、必要な手順を選べます。ainew.jpのICSツールは端末内で処理し、カレンダーのアカウントには接続しません。保存後の取り込みは、各アプリで行います。
公式手順の確認日:。画面名はアプリの版やアカウントで異なる場合があります。
ICSツールを選ぶICSファイルとは
ICSは、予定の日付・時刻・場所・繰り返しなどをやり取りするiCalendar形式のテキストファイルです。拡張子は通常.icsです。CSVやExcelの拡張子だけを.icsに変えても、予定ファイルにはなりません。
- ファイルの閲覧
- 内容を読むだけ。カレンダーに追加されません。
- インポート
- 保存時点の予定を取り込みます。元のファイルの変更は自動同期されません。
- URLの購読・照会
- 配信元の更新を受け取る別の操作です。更新の反映には時間がかかる場合があります。
予定データには、場所・説明・参加者などが含まれることがあります。共有前に内容を確認してください。ainew.jpは非公開カレンダーURLの取得や、アカウントへの自動登録を行いません。
ICSを作る・表から変換する
数件ならICS予定作成、定例会なら繰り返し予定作成を使えます。表がある場合はCSV・Excel・JSONからICSへ変換を選びます。
表の定例予定は、繰り返し(Repeat)・終了日(Repeat Until)・回数(Repeat Count)の列を指定します。毎日・平日・毎週・隔週・毎月・毎年、またはFREQ=…の規則を使えます。繰り返し列がなければ表全体の既定値を設定できます。1行は1つの系列になり、変換結果では初回と規則を確認します。回数と終了日はどちらか一方を指定してください。
- Googleスプレッドシートの表は、見出しを含めてコピーし、CSV変換の「表を貼り付け」で区切りをタブにします。テンプレートを使う場合はサンプルの日付を書き換えます。
- 開始日などの列と、年月日の順序・タイムゾーンを指定します。開始日だけの1列表も使えます。予定名が未指定・空欄なら「(タイトルなし)」で作成し、結果に補った件数を表示します。年を含まない日付は年度も明示します。終日の終了日は、その日を含む指定です。
- エラーがある行を修正し、件数・開始と終了・終日・繰り返しを確認して保存します。作成・表変換は日本時間、UTC、時差未指定、IANAの地域名に対応します。
- 最初は確認用の別カレンダーに取り込み、日をまたぐ予定と繰り返しの初回・最終回を確認します。
ICSを手書きする場合の最小例
2026年10月1日、日本時間9:00〜10:00の予定です。UTCで記述しています。例のUIDは説明用なので、別の予定には新しい一意な値を使い、DTSTAMPは作成・更新時のUTC日時にします。
BEGIN:VCALENDAR
VERSION:2.0
PRODID:-//ainew.jp//Calendar guide example//JA
CALSCALE:GREGORIAN
BEGIN:VEVENT
UID:guide-example-20261001@ainew.jp
DTSTAMP:20260930T000000Z
DTSTART:20261001T000000Z
DTEND:20261001T010000Z
SUMMARY:打ち合わせ
LOCATION:会議室A
DESCRIPTION:資料を確認します。
END:VEVENT
END:VCALENDARUTF-8のプレーンテキストを、改行CRLFで.icsとして保存します。長い行は75オクテット以内を目安に折り返し、続く行の先頭に空白を置きます。文字項目内の改行は\n、カンマ・セミコロン・バックスラッシュはそれぞれ\,・\;・\\と記述します。保存後にICSチェックで確認できます。
登録せずにICSを見る
- 端末に保存した.icsをICS閲覧ツールで選びます。ファイルをダブルクリックしてカレンダーアプリへ渡す必要はありません。
- 予定名・開始・終了・場所・主催者を確認します。UTCはブラウザの地域・時差と元UTCを併記し、元のUTCにも切り替えられます。TZID付き・時差指定なし・終日は元の時計を保ちます。表示中の日付でまとめ、同日は終日から並べます。
- 繰り返し規則やキャンセル済み表示も確認します。閲覧ツールは繰り返しを各発生日に展開しないため、表示件数はカレンダー上の発生日数とは異なります。
登録せずにICSを開く · ファイルの基本項目をチェックする
閲覧・チェック・編集はUTF-8、1ファイル40 MB・予定50,000件まで。閲覧結果のTXTは確認用です。元の繰り返しや通知を含めて再利用するには、元のICSを保管してください。
変換・結合・PDF印刷を選ぶ
保存したいものに合わせて形式を選びます。変換後も元のICSを保管し、別のツールへ進む前に作成結果を端末へ保存してください。
- 表で並べ替え・集計したい
- Excelへ変換、またはCSVへ変換を選びます。列見出し、UTC日時の表示先、日付表記を確認します。日付やUIDは文字として保存し、繰り返しを各発生日には展開しません。終日の出力終了日は、その日を含む表記です。
- 予定をJSONで扱う・原文を保管したい
- JSONへ変換で、一覧なら「予定の明細」、元のICSを保持するなら「原文付きJSON」を選びます。通知・例外・独自項目まで戻すには原文付きの形式を使い、JSONからICSへで復元します。通常の明細配列は選んだ列から新しい予定を作るため、同じ復元にはなりません。
- 複数のカレンダーを1つにまとめたい
- ICS結合でファイルを追加し、同じ予定の異なる版とタイムゾーン定義を確認します。内容が異なる版は採用するものを選び、同じ内容のコピーはまとめるか残すか指定します。取消通知などは確認後に予定データとして保存し、オンラインの予定を変更したり招待に応答したりはしません。
- 紙で確認・共有したい
- PDFへ変換し、表示先のタイムゾーン、日別一覧か月間カレンダー、開始日・最終日、用紙を選びます。大きなファイルでも、必要な週や月に絞って印刷できます。画面のPDFプレビューで改ページ・切れ・日時を確認して保存します。PDFは閲覧・印刷用で、カレンダー登録には元のICSを使います。
表への変換とPDFは、元のVEVENTごとの表示です。繰り返しの全発生日を展開しないため、普段のカレンダー画面と件数や月間表示が異なる場合があります。通知や会議情報も含めて移す場合は、元のICSと取り込み先の仕様を確認してください。
ファイルが大きい場合は容量・保存結果の上限も確認できます。
Googleへ取り込む
ICSからCSVへ変換で作る場合は、「列見出し」を英語、「日付・時刻の表記」を月/日/年・AM/PMにします。出力した時計と読み込み先のタイムゾーンを合わせてください。Recurrence列だけで繰り返しは復元されません。移行時に繰り返しや通知を残すには元のICSを使います。
パソコンのGoogleカレンダーを使います。CSVやExcelの表からは先にCSV変換またはExcel変換でICSを保存します。
- Googleカレンダーの設定を開き、左側のインポート/エクスポートへ進みます。
- 保存したICSを選び、追加先のカレンダーを確認します。既定の追加先はメインカレンダーなので、確認用カレンダーを使う場合は切り替えます。
- インポートを実行し、表示された処理件数と実際の日付・時刻を確認します。ZIPの場合は展開し、中のICSを個別に選びます。
Googleの案内ではインポートは1 MB以下です。ainew.jpで保存できる容量とは異なります。超える場合は書き出し元の期間や入力表の件数を減らします。ゲスト・会議データは読み込まれないため、会議の移行は別途確認してください。
日本語見出しや任意形式のCSVは、まず列を指定してICSへ変換できます。ainew.jpのICS→CSVは確認用の一覧であり、英語見出しを選んでもGoogle専用形式としての互換性は保証していません。
Outlookへ取り込む
CSV・Excelは先にICSへ変換します。連絡先のCSVインポートとは別の操作です。利用しているOutlookの版を確認してください。
Outlook.com・Outlook on the web
- 予定表を開き、「予定表の追加」から「ファイルからアップロード」へ進みます。
- ICSファイルと追加先の予定表を選び、インポートします。職場・学校版では保存の操作も確認します。
新しいOutlook for Windows
Microsoftの案内ではICSインポートはMicrosoft 365 Exchangeアカウントが対象です。予定表の追加 → ファイルからアップロード → ファイルと追加先を選択 → インポートの順です。対象外のアカウントでは、対応するWeb版や従来版の手順を確認してください。
従来のOutlook for Windows
ファイル → 開く/エクスポート → インポート/エクスポートからiCalendarファイルを選びます。ICSを選択したら、新しい予定表として開き、予定を確認できます。Mac版・モバイル版にはこのWindows用メニュー手順を当てはめないでください。
Appleへ取り込む
Macのカレンダー
- 必要なら確認用の新規カレンダーを用意します。
- ファイル → 読み込むでICSを選びます。
- 追加先を確認して読み込み、日付・時刻・繰り返しを確認します。
.icbuはカレンダー全体のアーカイブです。通常の.icsの取り込みとは異なり、読み込むと現在のカレンダーデータを置き換えるため、この変換作業では.icsを使います。
iPhoneで受け取ったICS
Appleは「メール」からのICS読み込みを案内しています。メールの添付ICSを開き、表示される予定と追加先を確認して読み込みます。表示や読み込み操作が出ない場合は、Macの手順を使ってください。メールで送る場合はそのメールサービスにも内容を渡すことになります。
ICSのURLを「照会するカレンダー」として追加する操作は、手元のファイルの取り込みとは異なります。ainew.jpが保存するのは端末上のファイルで、購読用URLは発行しません。
カレンダーから書き出す
Googleカレンダー → ICS
パソコンの設定 → インポート/エクスポート → エクスポートで保存し、ZIPからICSを取り出します。1つだけなら、そのカレンダーの設定と共有から書き出します。予定の変更と共有管理の権限が必要で、組織の管理者設定で制限される場合があります。
従来のOutlook for Windows → ICS
書き出す予定表を選び、ファイル → 予定表の保存へ進みます。その他のオプションで期間と詳細の量を確認し、ICSを保存します。選んだ期間外や省略した詳細は、変換しても復元できません。
Outlook.com・Web版・新しいOutlookの公開リンク
予定表の共有設定に公開機能がある場合、公開後のICSリンクからファイルを取得できます。ただし公開はローカル保存とは異なり、リンクを知る人が予定を閲覧できる状態になります。公開してよい予定だけを対象にし、不要になれば公開を解除します。組織の設定で利用できない場合は管理者に確認してください。非公開の予定を変換するためだけに公開する必要はありません。
Macのカレンダー → ICS
左の一覧で対象カレンダーを選び、ファイル → 書き出す → 書き出すで.icsを保存します。「カレンダーをアーカイブ」の.icbuとは区別してください。
書き出したICSは閲覧で内容を確認できます。表で整理する場合はExcelへ変換、複数の書き出しをまとめる場合はICS結合を使います。
時差・終日・繰り返しを確認
時刻がずれたら、ICSの日時表記と取り込み先の表示タイムゾーンを比較します。2026年10月1日9:00の日本時間は、UTCでは同日0:00です。
- 末尾にZがある
DTSTART:20261001T000000ZはUTC。取り込み先が日本時間なら9:00に表示します。- TZIDがある
DTSTART;TZID=Asia/Tokyo:20261001T090000は指定地域の時刻。参照するVTIMEZONEの時差定義を確認します。- ZもTZIDもない
DTSTART:20261001T090000は時差未指定の時刻。世界で同じ瞬間を示す用途には向きません。- VALUE=DATEの終日
- 時刻を持ちません。10月1日だけの予定は開始20261001、終了20261002の排他的境界です。
夏時間のある地域では、同じ現地時刻でも季節でUTCとの差が変わります。TZIDを削ったりZを足すだけでは正しい変換になりません。定義が不足する場合は、書き出し元でタイムゾーンを指定して再保存します。
ICSチェックは定義不足などを確認し、閲覧は元の時刻と種別を表示します。別地域への推測変換や繰り返しの展開は行いません。繰り返しのCSV一覧が必要な場合も、現在の変換は元予定1件単位です。
ICSを読み込めない
| 操作 | 容量・予定数の上限 |
|---|---|
| 表からICSへ | CSVは10 MB・50,000予定、Excelは10 MB・50,000予定、通常のJSONは12 MB・50,000予定まで。空欄を含むセル数・列数にも上限があります。 |
| ICSの閲覧・チェック・編集・表への変換 | 入力は1ファイル40 MB・50,000予定まで。CSV・JSONの保存結果は80 MB、Excelは40 MBまでです。 |
| ICSを結合 | 各ファイルと保存結果は40 MB・50,000予定まで。入力全体は20ファイル・合計80 MB・100,000予定まで。重複を残すと保存結果の上限を超える場合があります。 |
| ICSをPDFに | 入力は40 MB・50,000予定まで。印刷は必要な期間を選び、日別表示20,000件・500ページ・25 MB以内にします。期間は24か月・732日以内です。 |
| 原文付きJSONの復元 | JSON全体は80 MBまで。中のICSは40 MB・50,000予定までです。通常の予定配列とは別の形式です。 |
MBは1,000,000バイトです。文字数・行数・処理時間などにも制限があるため、詳しくは各ツールの案内を確認してください。上限を超えた結果は途中で切らず、保存を止めます。取り込み先のカレンダーアプリの上限は別です。
- ファイルを選べない・中身が読めない
- ZIPは展開し、.icsを選びます。HTMLのログイン画面やCSVの拡張子を変更したファイルはICSになりません。元のアプリで書き出し直してください。対応する入力形式と容量は上の表で確認できます。PDFの入力上限と、選んだ期間の印刷上限は別です。
- Googleで容量エラーになる
- Googleの1 MB上限を確認します。書き出す期間を短くするか入力表を分けて作成します。繰り返しの元予定・例外・タイムゾーン定義を途中で切り離すようなテキストの分割は避けます。
- 0件、または一部しか取り込まれない
- まず追加先で実際の予定を検索します。Googleでは既に読み込んだファイルの再実行でも0件と表示される場合があります。一部失敗なら元の件数・日付範囲と照合し、再試行で重複を増やさないよう確認します。
- チェックでエラーや確認事項が出る
- UID・DTSTAMPなどの必須項目、存在しない日付、開始と終了、TZIDの定義を確認します。チェックには原文の行番号が表示されます。「予定の開始行」は項目そのものの行ではなく、その予定のBEGIN行です。途中で切れたファイルも読み取れる範囲の診断をJSONで保存できますが、予定一覧が未確定の場合は復元できた意味ではありません。診断を省略した表示があるときは全件の結果ではありません。壊れたファイルは書き出し元で直します。読み込める予定名・場所・説明や日時はICS編集で修正できます。繰り返しは元の規則と例外識別子を保持し、関連する日付との対応が壊れる変更は反映しません。
- 繰り返し・通知・会議情報が足りない
- 書き出し元や取り込み先が保持する項目を確認します。現在のCSV・Excelへの変換は発生日の展開ではなく元予定の一覧です。繰り返しや通知の保管には元のICS、または原文付きJSONを使います。
ICSの基本項目をチェックする。チェックで問題がなくても、すべての仕様・アプリ互換性を保証するものではありません。エラー文、利用アプリ、版を確認して公式ヘルプへ進みます。予定の内容や非公開URLを公開の相談欄に貼らないでください。
Googleで誤って取り込んだ
ainew.jpの入力クリア、編集の取り消し、ファイル削除では、Googleへ取り込んだ予定は消えません。ファイルを作り直して再度取り込んでも、前回分の一括撤回にはなりません。
今回の取り込み専用カレンダーだった場合
まずカレンダーを非表示にすると、どの予定が入っているか区別できます。必要な予定が混ざっていないことを確認し、必要なら書き出しを保管してから、その予備カレンダーの設定で削除します。共有中のカレンダーは他の利用者にも影響し、カレンダーの完全削除は元に戻せません。
メインカレンダーなど既存の予定に混ざった場合
カレンダー全体を削除せず、元のICSの予定名・日付・場所を照合し、誤って追加した予定を個別に特定します。Google上で対象を削除するときは、繰り返しの今回分か系列全体かも確認します。招待された予定の削除では主催者への辞退通知が発生する場合があります。
必要な予定まで消した場合
パソコン版の設定メニューからゴミ箱を確認します。通常の削除予定は30日間保管されますが、完全削除や繰り返しの「これ以降」の削除など、復元できないケースもあります。ゴミ箱にない場合、復元できるとは限りません。
次回は確認用の別カレンダーへ少数の予定を先に取り込み、件数と日時を確認してから本番の予定を追加すると、誤りを切り分けやすくなります。